板山不動尊


大島区にある板山不動尊は
以前から行ってみたい場所だった。


幸いにして、まだ雪が積もっていなかったので
歩きやすく、助かった。


川沿いを歩いていくと、滝と洞窟が見えてくる。
神秘的な空間だ。



よく目を凝らすと、洞窟のなかにたくさんの石仏が見えてくる。


説明書きによると、洞窟内に不動尊を祀り
二百数十体の石仏が安置されているそうだ。


以下も説明書きから・・・


「伝説によれば、衆生済度のため諸国を遍歴していた役行者が
 この近くの小海の池のほとりで不動明王のお告げを受け
 この地に不動明王の像をお迎えし、近くに一寺を建立して
 この地を霊場としたのが始まりであると言われ
 その後、惨禍、盗難等に遭いながらも
 信仰あつき人たちに守られてきた。」




洞窟の右手にある滝は、「不動滝」と呼ばれている。
修験者が住みついて修行をした場所であるらしい。



素敵な場所だな。


また来よう。


投稿者 haruki : 2008年12月26日 23:08 | トラックバック (0)

七夕の夜


忙しい合間を縫って越後奥寂庵に訪れる。


日程的には、かなり過密スケジュールだったけれど
この時期に何とか行きたいと思っていた。


それは、ホタルを観たかったから。


ホタルは山梨でも、敷地の境界にある沢に出るけれど
越後奥寂庵のある上越市大島区は、「ホタルの里」とも言われているので
どのくらいホタルが出るのか、観てみたかった。


大島区では、毎年「ホタル祭り」が約3週間行われるし
ホタル祭りが行われる場所を通る道路には「ホタルライン」という名称が付いている。


ワクワクしながらホタルラインを走る。


時期を合わせて訪れたつもりでも、遅かったようで
残念ながら、すでにヘイケボタルは飛んでいなくて
保倉川沿いは、ゲンジボタルも飛んでいなかった。


でも、越後奥寂庵から車で5分のところにあるホタル見台に行ったら
森の中を結構な数のゲンジボタルが飛んでいた。


地元の人に聴いたら、ここは沢の水だから水温が低いために
他の場所よりも時期が遅いんだそうだ。


森のなかの広い空間に飛んでいる光景は
家で見るホタルとはまた違って素晴らしかった。


疲れてはいたけれど、やっぱり来てよかった。



カメラを設置してバルブ撮影をしたけれど
あまりに暗かったせいか、ネガを見ると真っ黒。


残念。


上の画像は、翌日昼間に撮影したホタル見台。
この森が夜になると真っ暗になり、ホタルが飛び交う。


来年は、6月中旬に訪れよう。


投稿者 haruki : 2009年07月27日 08:27 | トラックバック (0)

良寛さまのお導き


先々週、リトリートの前に、佐渡で体調を崩してしまった。


本来なら佐渡の両津港からジェットフォイルで新潟港に向かって
夜、なかなかお会いできないような方々との会食に参加させて頂く予定だった。


新潟港に向かう朝、かなり悩んだが
自分の身体の状態がかなり悪かったため
新潟港に向かうことを諦め、同行していた友人に
一人だけ、赤泊港から寺泊港に向かいたい旨を伝えた。


新潟で待っていてくださる方には、友人から電話をして貰ったが
会食の主催者は、かなり残念がってくださった。


ただ、会食会場は突然のキャンセルが効かないため
他に人を誘わなくてはならなくなり
主催者の方には、本当にご迷惑をおかけしてしまった。


無理して伺ったとしても
かえってご迷惑をおかけしてしまうと思い
本当に申し訳ない、という思いとともに赤泊港で車から降ろして貰う。


赤泊港から高速船で寺泊港まで1時間5分。


高速船に乗ってしまえば、あっという間に寺泊港に着くし
そうすれば寺泊港に駐車している愛車に乗って
夕方までには越後奥寂庵に戻り、静養することができる。


そう思っただけで、ホッとして力が抜けた。



赤泊港の待合室に入ったら誰もいない。


慌てて切符売り場に行って唖然とした。
窓口に出た職員の口から、このような言葉が出たからだ。


「風が強いため今日の便はすべて欠航です。」


一瞬、頭が真っ白になった。


どうしよう。


もう友人の車は両津港に向かってしまっていて
友人も両津港でジェットフォイルの便に間に合うかどうか、焦っていたから
呼び戻すわけにはいかない。


仕方なくタクシーを呼んで貰い、小木港に移動して
小木港から直江津港までフェリーで行くことにした。


タクシー料金は4,700円。


この時間からフェリーで直江津港に行っても
その日のうちに寺泊港まで電車では行けないから
直江津でホテルに泊まらなければならない。


あぁ、そんなことなら、無理してでも新潟港に向かっておけばよかったと
後悔するが後の祭り。


自然相手なので仕方がないと徐々に思えるようになり
フェリーでは2時間40分、殆ど爆睡状態だった。



直江津駅前のホテルに泊まり
朝6時台の普通列車に直江津駅で乗り、柏崎駅で乗り換えて
2時間かけて寺泊駅に。そしてバスで寺泊港へ。


高速船なら1時間5分のところ、1日近くかけてようやく愛車と再会。


この日の夜は、別れた友人と直江津で合流して
友人のNPOの理事の方と上越市役所の方と会食することになっていたので
それまでは大分時間がある。


そこで思い出したのは、良寛さま。


良寛さまが生まれ育った出雲崎も
岡山から戻って壮年期から晩年期を過ごされた国上山も
寺泊港から近いことを思い出した。


せっかくだから、良寛さまを感じてみようと思った。


大分体調が回復したとはいえ、旅の前半で付き合いが重なり
食べ過ぎ、飲み過ぎ、睡眠不足、疲れのせいでお腹を壊していた。


こんなことで一緒にされてはたまらないだろうが
良寛さまは晩年、大腸ガンだったようで下痢に悩まされていたから
まあ、下痢つながりで良い機会だと思った。



車でまずは、良寛さまが生まれ育った出雲崎へ。


良寛さまが子ども時代を過ごされた生誕地、良寛堂に行く。
その後、良寛記念館、良寛と夕日の丘公園に行く。



少しずつ、ワサワサしていた心が静かになっていく。


移動する車なかで、良寛記念館で購入したDVDをかけて
良寛さまに関する逸話などを聞いていたら、もっともっと心が静かになった。



寺泊に戻り、国上山に向かう。


ここにある五合庵は、以前から行ってみたい場所だった。


車を駐車場に停めて、山道を歩いていく。


かなり急な山道を歩き、五合庵に辿り着いた。



こんなに山のなかにあったのか、と驚く。


しかも6畳もない板の間で、囲炉裏もなく床の間が少しあるだけ。


昔はもちろんサッシのようなものはなく
板戸があるだけだろうから
雪深い冬は、どうやってしのいだのだろう、と不思議に思う。


これだけ自然に溶け込んでいる庵に長年住まわれた良寛さまには
四季に関する俳句や漢詩が多いのもわかるような気がした。



帰り道、山道を歩いていて不思議な感覚になった。


それは、お寺であるにもかかわらず
神社のような結界を張られた清浄な空間のように感じたから。


戸隠の奥社に行く参道を歩いている時の感じと似ていた。


良寛さまは、これほど自然と近いところにいらしたんだな、と思うと
良寛さまから伝わってくる静けさも分かるような気がした。


国上寺にもご挨拶に伺ってから
越後奥寂庵に戻る。


板の間に横になり、座布団を枕にして少し眠る。



新潟市の方には本当にご迷惑をかけてしまったが
このような形で良寛さまゆかりの地を訪れることができたことは
何か、宇宙から慈悲を受けたように思えた。


一緒に旅を同行していた友人
佐渡市で出会った方々
新潟市でお会いするはずだった方々
上越市でお会いした方々


すべての方に、感謝の気持ちとともに
お礼を申し上げたい。



そして良寛さま


リトリートが始まる前に
人間にとって何が大切かを感じとるよう
導いてくださり、ありがとうございました。


投稿者 haruki : 2011年08月24日 16:05 | トラックバック (0)

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