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尊敬するお隣さん


お隣さんのご夫婦は80代と伺っている。


月一度しか越後奥寂庵には滞在していないからわからないけれど
滞在しているとき、おふたりをお見かけすると
朝から晩までよく働いていらっしゃる。


おばさんは畑で、おじさんは田んぼでお見かけすることが多い。


特におじさんは、越後奥寂庵を挟んで、反対側に田んぼがあるために
一日何度も、トラクターで越後奥寂庵の前を通っていくので
会釈をしたり、立ち話をすることが多い。


4月は、田んぼで代掻きを手作業でされていた。
棚田にはトラクターが入らないようで、手を水のなかに手を入れて
泥を持ち上げている姿が屋内から見えた。


今回は、田んぼの畦を朝から晩まで刈払機で草刈りをされていた。


棚田の畦は、急斜面のため
刈払機をからだから離して、腕を伸ばして操作しなければならない。


もし僕が、おじさんと同じように
朝から晩まで負荷のかかる姿勢で刈払いをしたり、代掻きをしたら
筋肉痛で、数日でギブアップするのは容易に想像できる。


僕からすれば大変なことなのに、淡々と作業をされていて
越後奥寂庵の前で立ち話をしても、話だけに終わらず
井戸のポンプの様子を見てくれたり
山菜を見つけてくれたりする。


家に挨拶にお邪魔しても、明るい笑顔で出迎えてくれるし
本当に素晴らしいご夫婦だなぁ、と行くたびに感心している。


そして、何という80代だろう!


今回はおじさんに刺激されて
持って行った刈払機で2日間、日が沈むまで雑草を刈った。


僕が刈払いをした敷地は平坦にもかかわらず
予想通り筋肉痛。


でも、からだを動かすのは気持ちがいいし、ご飯がうまい。


やっぱりこの地は、大地に根づいている。



上の画像は、僕のお気に入りの刈払機で
下が35ccで上が25cc。


ホンダの刈払機は4ストロークで重たいが
排ガス、振動、騒音とも少ないので気に入っている。


平地で作業をするにはこのハンドルがいいけれど
棚田の畦を刈るにはループハンドルがいいことが、今回わかった。


そのうちループハンドルを手に入れよう。


投稿者 haruki : 2009年06月06日 11:38 | トラックバック (0)

過疎化の波


敷地内にある農地で、刈払いをしていると
80代のおばさんが、電動四輪車で近づいてこられた。


会釈して挨拶をする。


するとおばさんは、こう言われた。


「この間、田んぼで作業していたら、田植機が故障してしまってね。
 業者が取りにくるまで、お宅さんの土地に置かせて貰ったんだよ。
 断りもなく、申し訳なかったねぇ」


すかさず、こう答えた。


「こちらこそ、この土地に来た新参者なのに
 そのようなことを言われると恐縮してしまいます。
 どうぞどうぞ、居ない時は好きに使ってください」


たぶんおばさんは、代々この土地に生きている人だと思う。
僕からすれば、年齢的にも、この土地への根づき方にしても大先輩だ。


それなのに、僕のような新参者に
僕が居ない間に、道路脇のちょっとした空き地を使ったからと
わざわざ挨拶をしてくださった。


おばさんの人を思いやる懐の深さが、僕のこころに響いてきた。


このような会話は、当たり前なのかもしれないけれど
僕にとっては、ハートに豊かさをもたらしてくれる宝物。


このようなこころを持ちたいものだと、しみじみ思った。


それから、いろいろと話をしてくださった。


最近、旦那様を亡くされたこと、お子さんが3人とも地元を離れ
今は一人でお住まいのこと、腰が痛いから畦の草刈りができないことなど。


今度訪れたときは、ぜひ、おばさんの田んぼの畦の草刈りをさせていただこう。


このようなこころを豊かにしてくれる人と土地にも
過疎化の波がやってきていることを、なんとか食い止めたいと痛感した。


投稿者 haruki : 2009年06月06日 20:26 | トラックバック (0)

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