トラクターの威力


昨夜は、3時間半しか眠っていなかったが
朝起きて雨が上がっているのを確認して、実行することにした。


実行するのは、休耕地の開墾作業。


実は1年前、里山にある休耕地を地元の方からお借りしたが
この1年ずっと忙しくて、昨年は結局、刈払いもできなかった。


今年こそは、周囲の畑と田んぼに迷惑がかからないよう
せめて刈払いだけはしようと思っていたし
できるなら少しずつ開墾して、菜園を作りたいという思いもあった。


先週、休耕地の前を通ったときに
雑草がかなり背を伸ばしているのを目の当たりにしたことと
先週購入した越前と土佐の鍬を試したい気持ちもあったので
雨が降らなければ、今日開墾を始めようと決めていた。



休耕地に、鍬、鎌、刈払機、レーキ、シャベルなどを持って行く。


周囲の畑と田んぼの広さに比べると
休耕地は小さく見えていたが
実際に刈払いを始めると、広いこと広いこと。


100坪近くはあると思う。


刈払いが済み、刈った雑草をレーキで集める。


そして、鍬で土を耕していくが
長い間、休耕地になっていたのだろう
敷地一面に、ヨモギの根っこが蔓延っていた。


途方に暮れていると
お隣りの畑で作業をしていた知人が、声をかけてくださる。


「趣味で行うんだから
 楽しく農作業をしないとね。
 一度にやろうとするのではなく
 気長に、毎年少しずつ開墾して
 菜園を拡げていけばいいんだから。」


それもそうだな、と思い直して
開墾をしていると、車が停まり声が聞こえた。


声の主は、近くに住む知人だった。


「刈った草を脇にはけてくれれば
 トラクターを持ってきて一気にやってやるよ。
 トラクターだったら、このくらいの面積なら3分だから。」


10分ほどしたら、大きなトラクターがやってきた。


凄い勢いで土を耕していく。


感動ものだった。


感謝の気持ちを伝えてから
どのようにお礼をすればいいかを聴くと、こう言われた。


「そんなのいいんだよ。ボランティアさ。」


ありがたい。今度、お酒でも持って行こう。



越後奥寂庵にいたときに、好意で除雪作業を
あっという間にしてくれたことを思い出す。


越後は、摩訶不思議な土地で
何か困ったことがあると、必ず村人と出会って解決できたが
山梨もそうなんだ、と実感した。


大地の近くにいると、そのような共時的なことが起きるのかもしれないし
私が行くべき方向に、導いてくれているのかもしれない。


3時間半しか眠っていなくても
身心ともに、活き活きする農作業。


身心が活き活きすることは、自分へのメッセージ。


これからも時間が許す限り、農作業をしよう。


投稿者 haruki : 2010年05月25日 21:49

土との触れ合い


この3ヶ月、「森の生活」も、「越後奥寂庵だより」も
読んでくださっている方には申し訳ないと思いつつ
更新できなかった。


それは休みになると、ほとんど外にいるために
パソコン離れをしているから。


森では朝から日が暮れるまで畑に出ているし
越後では、やはり朝から日が暮れるまで敷地の草刈りのため刈払機を担いでいる。


ニッカボッカに地下足袋を履き、足首に脚絆を巻き付けて
首には濡れたタオルを巻いてTシャツのなかに入れ
軍手をはめるのが、休日スタイル。


いずれにしても土と触れ合いながら
身体を動かすのは気持ちがいい。



いざ畑を始めてみると知らないことばかり。
地元の農家の方をはじめ、通りすがりの諸先輩方に相談しながらも
試行錯誤の連続だ。


みなさんからは、温かい言葉をかけて頂いているが
内心、「なにをやっているんだろう」と思われていることだろう。


それでも、畑を介して
地元の方々と交流できるのは嬉しい。



無農薬有機栽培で行っているので
この1年は何でも実験だという気持ちでいるが
先日、通りかかった地元の方にこう言われた。


「もう60年以上も農業をしているが、毎年ほやほやの1年生だよ。
 昨年うまくいったからといって、今年同じことをしても
 うまくいくとは限らない。
 なんといってもお天道様次第だからね。
 農業は奥が深いんだよ。」



「毎年、実験になるのか」と思うと気が遠くなるけれど
それだけ面白いとも言える。


そのように実験として始めたけれど
収穫してみると予想以上に採れて、消費するのに大変。


しかも、甘かったり、柔らかいのにしっかりしていたり
香りが強かったりと、本当に美味しくて幸せになる。



この3ヶ月で作った野菜は、以下の通り。


ミニトマト、大玉トマト、きゅうり
長なす、水なす、普通のなす
ピーマン、セニョリータ、バナナピーマン、万願寺、唐辛子
トウモロコシ2種類、長ネギ、シソ、バジル
枝豆、チンゲンサイ、ルッコラ



昨日は、終わった夏野菜を抜いて、完熟堆肥と有機肥料をすき入れ
土を作っていたところには、秋冬野菜の植え込みを始めた。


キャベツ、白菜、レタス
ブロッコリー、スティックセニョール、オレンジカリフラワー


これからも時間が許す限り、いろいろと植えていこう。



投稿者 haruki : 2010年09月02日 12:12

初雪


今朝起きて、窓の外を見ると
山の上が白くなっていた。


里山の木々は、紅葉し始めたところだけれど
山頂の雪を見ると、すぐそこまで冬が来ている感じがする。


紅葉が終わり、葉が落ちると冬に突入するだろう。



畑では、白菜、キャベツ、レタス、ブロッコリー、カリフラワー
スティックセニョールが大きくなり、畑に行くたびに収穫をしている。


残念ながら白菜は、苗を植える時期が少し早かったせいか
周りの畑に植わっている白菜に比べると、弱々しい。


季節に敏感にならないと、植える時期が分からないものだと痛感する。


「いつ何をすべきか」ということに敏感になることは
人間の成長にも通じることだと、農作業をしているとよく感じる。


ただ、いくら弱っていても、採れたての野菜は本当に美味しい。
白菜が、これほどみずみずしいものとは思わなかった。


最近植えた大根、ニンニク、小松菜、ほうれん草も
それぞれ元気に育っている。


タマネギ、エンドウ豆、スナックエンドウも早く植えよう。



毎年、この時期になると、地元の椎茸栽培をしている方に
薪ストーブ用の薪を持ってきて貰う。


軽トラからデッキに薪を積み上げた後
雑談をしていると、その方にこう言われた。


「畑、やっているねぇ。
 うちに使っていない農地があるんだよ。
 今、売りに出しているんだが
 もし売れなかったら、使ってもいいぞ。
 猿や鹿、猪が出るところだけれど、網を張れば大丈夫だから」


その方に教えて貰って、その場所に行ってみると
1反(300坪)以上ある農地だった。


用水路が通っているので水の心配もいらないし、良い土だ。


来年は、もっと畑を拡げたいと思っていた矢先だったので
とても嬉しかった。


その農地が売れてしまったとしても
休耕地を借りようと思っている。


来年は、耕耘機を手に入れないとな。



投稿者 haruki : 2010年11月02日 09:01

土の記憶


徐々に農道に軽トラが頻繁に行き交うようになっている。
ということは、そろそろ農作業の季節だということだ。


ホームセンターには、ジャガイモの種芋が売られているので
そろそろ畑を耕して、ジャガイモを植えよう。


昨年は、初めてジャガイモを植えたけれど
あまり上手くはできず、小粒のジャガイモしかできなかった。


今年は、大きなジャガイモをたくさん作りたい。


そのためには、土作りだと思って
最近は、中古の耕耘機を売っているお店によく顔を出している。



ここのところ、うちの畑の隣りが賑わっている。


それは、遺跡発掘作業が行われているから。


今年に入って、農地をユンボで掘り返していたので
区画整理をするのかと思っていたが
実は、縄文遺跡の発掘だった。


パーカッショニストの土取利行氏が以前、言っていた言葉を思い出した。


「この辺りは縄文銀座だからね。」


どんなものが出てくるのだろう。


この辺りでは、水煙文土器がよく出土されているので
立派なものが出るといいなぁ、と期待している。



うちの畑の下にも遺跡が、たぶんあると思う。
というのは、現在農作をしている畑や田んぼは遺跡発掘をしないだけで
うちの畑の周囲の休耕地はすべて、発掘調査をしているから。


ということは、農作業をしている地面の下には
縄文時代の生活の跡があるということだ。



狩猟採集民族の縄文人には以前から興味を持っていたが
このように、自分が土を耕している場所に
縄文人が生活していたということは
とても感慨深いし、縄文人をリアルに感じることができる。


さあ、今年も農作業に精を出すぞ。


投稿者 haruki : 2012年03月22日 17:50

自給自足を目指して


昨年は、東京オフィスの引っ越しなどで忙しく
畑にエネルギーを注ぐことができなかったが
今年は、せめて野菜だけでも自給自足に近い状態にしたいと思い
中古の耕耘機を購入し、農作業に励んでいる。


昨年までは万能鍬を使って耕していたが
人力では、毎日農作業ができないと限界がある。


耕耘機があると、楽に耕せるし
耕作面積が格段に拡がった。



ゴールデンウィーク中に、キュウリ、トマト、トウモロコシ、長ネギ
ピーマン、シシトウ、ナス、ジャガイモ、ズッキーニ、ハーブ類を植え
もう少し暖かくなったら、オクラ、ツルナシインゲン、ショウガ
ルッコラ、チンゲンサイなどを植える予定。



完全無農薬はもちろんのこと、自然栽培を目指しているので
動物性有機肥料は最小限にして、植物性有機肥料をメインに施した。


メインと言ってもかなり少なめ。


これでどのくらい収穫できるだろう。
少し不安だけれど、楽しみだ。




農作業の休憩に、水分を補給してひと休憩。


この時期は、風が爽やかで心地がいいし
新緑の山々の風景にも心が洗われる。


農作業をしていると、いろんなことに気づくし
人間にも当てはまることが、思っている以上に多い。


人間も自然の一部なので、当然と言えば当然なのだろう。


投稿者 haruki : 2012年05月15日 15:35

農作業の恩恵


ゴールデンウィーク以降、東京で仕事がある以外は、農作業に励んでいる。
農作業をした翌朝は、全身筋肉痛になっている。


でも、畑に出て行くと身体がどんどん動き
日に日に身体が軽くなり、心身が元気になっているのを実感する。


農作業は、グラウンディング、身体構造、
筋肉と呼吸を活性化させること、忍耐力を学ぶことに、とても役立つ。


農作業を療法的に用いる園芸療法があることがよく分かる。



もちろん、完熟野菜が収穫できることは、何より幸せなこと。


もうすぐズッキーニの収穫が始まるのが、楽しみだ。


投稿者 haruki : 2012年05月30日 00:18

畑の彩り


最近、畑では、ツルナシインゲン、オクラ、韓国唐辛子、
サツマイモ、チンゲンサイ、ルッコラを植え
育ってきたところで、チンゲンサイとルッコラは間引きをしている。


広いと思っていた畑が
もう植える場所がなくなってきたので、狭く感じてきた。


昨年秋に植えたニンニクを収穫すれば
1〜2畝空くので、そこには秋野菜を植えよう。


畑を始めてから3年目。
昨年は、震災の影響で畑をする余裕がなかったけれど
それでも着実に、農作業が身についてきている感じがする。


今年は、耕耘機を手に入れたのは大きい。
しかし、最初は分からないことだらけだった農作業が
経験を重ねることで、手早くこなせるようになったことの方が嬉しい。



畑のなかで一際元気なのは、ズッキーニ。


朝になると、日光を待ちわびていたかのように
星形の黄色い花が開く。


実はまだ小ぶりだけれど、それでもとても美味しく戴ける。



畑は完全無農薬栽培なので
害虫を寄りつきにくくするために
マリーゴールドなどのコンパニオン・プランツを植えている。


今は、除虫菊が綺麗に咲いている。


畑に花が咲くと、地味な畑が華やかになるのは、一石二鳥である。


投稿者 haruki : 2012年06月08日 09:14

農作業三昧


越後奥寂庵で2日間、農作業をして
その後、森の生活に戻り、2日間農作業をした。


日常生活のなかで農作業が占める割合が確実に増えている。


それは何より嬉しいこと。


あれこれ考えずに、身体を動かし土に触れる。


農作業が終わると、お腹が空き
ご飯を美味しく戴く。


食べ終わると、睡魔がやってくる。


そのような生活のリズム、身体のリズムは
何事にも代え難いものかもしれない。



投稿者 haruki : 2012年06月21日 22:42

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