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初雪


今朝起きて、窓の外を見ると
山の上が白くなっていた。


里山の木々は、紅葉し始めたところだけれど
山頂の雪を見ると、すぐそこまで冬が来ている感じがする。


紅葉が終わり、葉が落ちると冬に突入するだろう。



畑では、白菜、キャベツ、レタス、ブロッコリー、カリフラワー
スティックセニョールが大きくなり、畑に行くたびに収穫をしている。


残念ながら白菜は、苗を植える時期が少し早かったせいか
周りの畑に植わっている白菜に比べると、弱々しい。


季節に敏感にならないと、植える時期が分からないものだと痛感する。


「いつ何をすべきか」ということに敏感になることは
人間の成長にも通じることだと、農作業をしているとよく感じる。


ただ、いくら弱っていても、採れたての野菜は本当に美味しい。
白菜が、これほどみずみずしいものとは思わなかった。


最近植えた大根、ニンニク、小松菜、ほうれん草も
それぞれ元気に育っている。


タマネギ、エンドウ豆、スナックエンドウも早く植えよう。



毎年、この時期になると、地元の椎茸栽培をしている方に
薪ストーブ用の薪を持ってきて貰う。


軽トラからデッキに薪を積み上げた後
雑談をしていると、その方にこう言われた。


「畑、やっているねぇ。
 うちに使っていない農地があるんだよ。
 今、売りに出しているんだが
 もし売れなかったら、使ってもいいぞ。
 猿や鹿、猪が出るところだけれど、網を張れば大丈夫だから」


その方に教えて貰って、その場所に行ってみると
1反(300坪)以上ある農地だった。


用水路が通っているので水の心配もいらないし、良い土だ。


来年は、もっと畑を拡げたいと思っていた矢先だったので
とても嬉しかった。


その農地が売れてしまったとしても
休耕地を借りようと思っている。


来年は、耕耘機を手に入れないとな。



投稿者 haruki : 2010年11月02日 09:01

純粋さ


3年前から、ある自治体で月2回ずつ介護予防教室をさせて頂いている。


介護予防教室というのは、65歳以上の方を対象にして
いつまでも元気に過ごすことができることを目的としている教室である。


教室では、免疫機能とセロトニンを活性化し
敵意、不安、緊張、混乱を鎮め、積極性と意欲を高めるために
パーカッションを用いてプログラムを進行している。


この11月から後期教室が始まった。


同じ参加者で12回、半年続けるので
今回の教室では、どのようなリズムが奏でられ
どのような気持ちの分かち合いが起きるのかが楽しみだ。



前期教室に毎回休まずに、遠くから杖を突きながら歩いてこられた
80代の女性をよく思い出す。


この方は、2年前にご主人を亡くされ、その後、欝をわずらっていた。

また、脳梗塞の影響で言葉が思うようにすらすらとは出てこない。



そのような心身の状態であり、一人暮らしでもあるために

ご子息が心配されて、介護予防教室を勧めたのであった。



この方が喋る言葉は、確かにとつとつとしていた。



しかしその一言一言が、ハートから発せられていた。



それは、感情とつながった言葉であり、自分に正直な言葉であり

言葉が発せられる前の息遣いや表情、手の動きから伝わる気持ちであった。

その一言一言は、私を含め、他の参加者たちの心に響き

その場全体を温かな空気で満たしていった。



ここで、その空気をお伝えできないのが残念である。



ただ、ここで言えることは

どんなに心に辛い思いを抱き、身体が思うように動かなくても

その場にいる人々の心を温かくするほどの純粋さを保つことができる、ということ。



私たちは、自分の価値を実感するために

地位や知識、ものを獲得しようと
あくせく努力している。



でも、この方のあり方から
人間にとって「本当に大切なものは何か」ということを教わった。



前期最後の教室が終わり、楽器を片付けて、車で施設を後にした。



少しして車窓から、参加者の一人がその方の手を引いて踏切を渡る姿が見えた。



お二人の歩いている空間には、教室にあった温かな空気が満ちていた。

言葉に尽くせない瞬間だった。


投稿者 haruki : 2010年11月22日 01:07

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