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秋の空


この2ヶ月間、とても忙しかったので
山村に出かけることはできなかったが
今日は久しぶりに、車を走らせていくつかの山村を訪れる。


山村を巡る時、自分の内的感覚を大事にし
共時的な出来事をサインにして動くようにしている。
どんなに前評判が良い土地であっても
私自身の肌に合うとは限らないからだ。


そして最後は、お気に入りの山村に行く。
ここは観光地でもなければ、特産物もない。


でも、この場所に近づくと、私の心もからだも喜び
輝き出すのが分かる。



特に、視界いっぱいに、幾重にも山々の稜線が重なって見える
この場所からの夕陽は、大好きだ。


ただただ、呆然と立ちつくして
目の前に拡がる風景を見続けたくなる。


心もからだも打ちのめされる風景には、なかなか出合えないが
この場所の夕陽には、いつも打ちのめされてしまう。



呆然と立ちつくしていると
軽自動車が村道を登ってきた。


車一台分しか道幅がない村道であるために
私の車を退かさないといけない。
慌てて、車まで走っていく。


私の走っていく姿を見たからだろう
軽自動車から60代の男性が降りてきて
「そこに置いたままで、大丈夫だよ」と、優しく声をかけてくれた。


山村を訪れると、怪訝な顔をされる場合と
好意的に温かく迎え入れてくれる場合とがある。


この場所は、ありがたいことに後者だった。



その方は、この区域の区長さんだということがわかり
夕陽が見える場所で、村のことをいろいろと聴くことができた。


「ぜひ、また来てくださいな」


わざわざ被っていた帽子を取り
嬉しそうな顔で挨拶をしてくださった。
私も帽子を取り、笑顔でお辞儀をした。


「また来ます」


素晴らしい夕陽との再会と
温かな人との出会いがあった一日だった。


投稿者 haruki : 2007年10月12日 22:55

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